不眠症と漢方薬[肝鬱化火編]
今回で不眠症と漢方薬についてのシリーズも四回目ですね。
今までにご紹介していない特徴をもつ不眠症についてお話します。
肝鬱化火(かんうつかか)の不眠と呼ばれるものです。
これはイライラ・怒りの不眠です。
このタイプの不眠になると、緊張・ストレスがたまり、イライラし、腹が立って、 頭がさえて眠れない状態になります。
原因は悩みや怒りなどの精神抑圧によって肝の疏泄の働きが損なわれその状態が長引いたことで過熱が起きてしまった状態をさします
この体内に余分な熱が残ることを気鬱化火といいます。
この状態になると疏泄に悪影響を与えてしまうことにプラスしてイライラ感などの精神状態が過度になってきてしまいます。
治則としてはこの肝でおきた過熱を取り除くことです。
程度によってお勧めできる漢方薬も色々ですので、よろしければご相談ください^^