食べ物に関する中医学の考え方[寒・涼の食べ物]

漢方コラム

皆さんはご自身の食生活に自信を持てていますか? 漢方医学のもととなった中医学の考え方で、食物に関するものがあります。 今回は日常生活に活かすことができる中医学の知恵として、 食べ物に注目してお伝えします。

 

まず中医学では、食物の性質を「寒・涼・温・熱」の4つに分けます。 体が冷えていたら温、熱のものを、体が熱がっているのではあれば、寒,涼のものを食べることで体内のバランスを保とうという考えからです。

 

今回はこれらの分類のうち、「寒・涼」の食べ物についてお話しします。 寒涼の食べ物は、体を冷やす働きがあるため、寒の性質を使って熱を冷ますために使いましょう。

 

具体的な食品としてはトマト、なす、きゅうりなどの夏野菜からバナナ、アロエ、わかめ、こんにゃく、緑茶まで様々なものがあります。

 

体が熱く感じたりするときは、これらの食べ物を意識的に摂取して身体の熱を冷ますように心がけましょう。 ただ、生で食べ過ぎると胃腸不良を起こすものが多いのでご注意ください。