食べ物に関する中医学の考え方[温・熱の食べ物]

漢方コラム

今回も日常生活に活かすことができる中医学の知恵をお伝えします。 前回同様に食べ物に注目してみましょう。 前回は「寒・涼」の食べ物についてお話ししました。

 

寒涼の食べ物には、体を冷やす働きがありましたね。 今回は「温・熱」の食べ物についてお伝えします。 温熱の食べ物は体を温める働きがあります。

寒い時は、今から紹介する温、熱の食べ物を摂ることによって体が温められます。 具体的な食品としてはレバー、ラム肉などの肉や赤ワイン、にんじんなどの暖色系の食べ物が挙げられます。

 

体が冷えやすい環境にいる時には、ラム肉、ショウガ、鶏肉、もも、紅茶、シナモンなど体が冷えない食べ物を意識的に摂るようにしましょう。

 

もちろん食物の効果はそれ程強いものではありませんが、体内のバランスを整える助けにはなってくれます。 また、薬を服用している時に食物を補助的に利用すれば効果が高まることもございますので、漢方薬をお求めになる際に食べ物に関するお話も是非ご相談ください。