漢方薬て何からできている?

漢方コラム

漢方薬は、多数の生薬で構成されているため、複雑な成分が集合体として働く仕組みになっています。
その生薬の原料は、植物や貝殻に加えて、鉱物、動物までも含みます。
最も多く利用されているのが植物で、根、茎、葉、花、種子、実などに分類できます。

 

 

貝殻としては牡蠣が代表的なもので、生薬の中では制酸の作用を持っていることが知られています。
動物の原料としては、ロバの皮を煮こごりにしたアキョウが代表的なもので、豊富なコラーゲンを含むことで有名です。
少し変わったものでは、蛙の分泌物や牛の結石が使われる例もあります。
鉱物の原料には、滑石や石膏などがあります。
鉱物の中で特に珍しいものとしては、哺乳類の化石が原料となる竜骨も重宝されています。

 

 

漢方薬の構成では、最も多い場合には20種類ほどの生薬が使われます。
芍薬甘草湯のように、2種類だけで構成される漢方薬もありますが、複数の生薬が複雑に調和することは同じです。
複数の原料を混ぜることは、薬効を補強したり、あるいはマイルドにするためにも大切なことです。
単一の成分で作られる西洋薬とは違って、自然由来の多種多彩な成分が活躍することも漢方薬の特徴です。