クコの実の効果

漢方コラム

杏仁豆腐の上にのっている赤い実で知られる、クコの実。
中国では生薬として用いられ、豊富な健康成分を持つことから「不老不死の実」とも呼ばれているそうです。

クコの実には、カロテノイドやビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、鉄分、カルシウム、ポリフェノールなどの100種類以上のビタミンやミネラルなどの栄養素がふくまれています。
特に、アンチエイジング効果もある、カロテノイド類やポリフェノール類が豊富にふくまれており、老化やシミ・シワなどの肌トラブルに効果を発揮してくれます。

 

美肌に導く成分として、ほかにビタミンCやタンニンがあります。
これらは、シミの原因となるメラニン色素を生成する酵素のはたらきを抑制し、メラニン色素の生成・沈着を防いでくれるといわれています。

 

また、ビタミンPは、血流を促したり、代謝の促進をする作用があるので、冷え性や肩こりなどの血行不良に効果的です。
そのほかにも、消化器系の分泌や運動を促進する作用をもつベタインによる、胃腸病の改善効果や、β-シトステロールやルチンによる、血圧の改善や動脈硬化の予防などにも効果があるとされています。