漢方摂取の注意点

漢方コラム

漢方薬は副作用が少ないということで安全性の高い薬として医療機関で処方されることが増えてきているのですが、場合によっては複数の漢方が同時に処方されるということがあります。
ここで気をつけておきたいのが漢方薬の組み合わせであり、実は種類によってはいくつかのルールが存在しているため注意が必要になってくることがあるのです。

と言うのも漢方薬のおよそ8割には甘草(かんぞう)と呼ばれる生薬が含まれているのですが、甘草を多量に摂取すると頭痛・嘔吐・高血圧症などの副作用を起こしてしまう可能性があるとされているのです。
なので複数処方されている場合には甘草を多量摂取してしまう可能性が高くなってしまうため、その点を事前に確認しながら服用するようにすることが大切です。

西洋の医薬品と比較すると組み合わせに関しては特に大きなルールはないのですが、異病同治(いびょうどうち)という1つで複数の症状を治療することができるものもあるので組み合わせによっては効果が重複していると言う事もあります。
なのでその点にも注意しておくことも必要だとされています。