免疫力を高めるには〜食事編〜

漢方コラム

免疫を高めるには、腸内環境を整えることが大切だといわれています。
その理由は、免疫機能の8割は腸に関わっているからです。
腸には、身体に必要な栄養素を消化、吸収して排泄する働きだけでなく、代謝、解毒、造血などの働きにも深く関わっています。
腸が悪いと、身体全体のめぐりが悪くなって免疫力が低下し、さまざまな病気へとつながってしまうのです。

腸内環境を整えるには、善玉菌を増やすことが大切です。
おすすめの1つめは、善玉菌のえさとなる乳酸菌を含む食べ物です。
乳酸菌はヨーグルト、キムチ、納豆、漬物などの発酵食品に多く含まれています。

2つめは、食物繊維で排便を促し、毎日定期的にデトックスをすることです。
おすすめの食材は、キノコや大麦です。
キノコや大麦には、βグルカンという食物繊維が含まれています。
βグルカンは摂取しても胃や腸で消化・分解されず、腸内の免疫を司る細胞に働きかけて、体外から入ってきたウイルスなどを撃退する働きがあります。
免疫力アップとともに、ガンの予防効果もあると注目されている成分です。

乳酸菌と食物繊維で腸内環境を整え、免疫力を高めましょう。