漢方薬の選び方って?まずは自分の証(しょう)を知ろう!

漢方コラム

漢方薬を始めてみたいとおもっても、どれを選んでいいのかよくわからないですよね。

そこで、今回は漢方薬を選ぶ基準となる「証(しょう)」についてご紹介させていただきます。

 

■証とは

これは、あなたの体と心の状態を表すもので、様々な種類があります。漢方でも重要な役割を担っており、これをもとに処方されます。

したがって、病名が同じであっても、証が異なれば、違う漢方薬が処方されることもあります。

 

■陰陽

これはよく使われる証の一つで、病気の進行状況や体質を判断します。

陰証と陽証に分けられますが、この間に優劣はなく、バランスのとれた状態が理想です。

各タイプの特徴は以下の通りです。

 

陰証

・脈が遅い
・低血圧
・寒がり
・発汗が少ない
・血色が悪い
・下痢気味

 

陽証

・脈が速い
・高血圧
・暑がり
・発汗が多い
・血色がいい
・便秘気味

 

■虚実

こちらは体力の充実度や体質、抵抗力を判断するものです。

虚証と実証のほかに、それぞれの特徴が半分ずつある中間証の人もおり、中間証が理想的とされています。

各タイプの特徴は、以下の通りです。

 

虚証

・体力が乏しい
・体が細い
・肌が荒れやすい
・声が小さい
・胃腸が弱い

 

実証

・体力がある
・体が筋肉質
・肌につやがある
・声が大きい
・胃腸が強い

 

いかがですか?

きちんと自分の証を知りたい方は、専門家に見ていただくことをおすすめします!