日本の高度医療は漢方と西洋医学のメリットのシナジーによる賜物!前編

漢方コラム

日本の医療レベルは世界トップクラスだというのは皆さんもご存知ですよね?

もちろん外科レベルは高いですし、iPS細胞の研究なども活発です。

しかし、一番の要因は日本独自の医療である漢方と西洋医療の両者の長所をシナジーさせているかだと言えます。

今回は、それぞれの特徴を整理し、どのようなシナジーがなされているのかを明らかにしていきたいと思います。

 

○漢方医学の特徴

1.自然科学的で伝統的医学である
簡単に言うと、先人たちの治療経験が蓄積されたものということです。

2.心と体を一体としてみる
病気の原因は精神的なものに由来しており、身体全体の調和を図る

3.個人の体質・特徴を重視して症状を見る
原因が特定できないものや、ただの不調という状態も治療できる。

4.天然物がベースとなった生薬を混合
一剤に複数の成分が含まれているため、複数の症状にも効果が期待できる

 

○漢方が得意とする症状・悩み

・虚弱体質
・腰痛や忘れっぽいなどの加齢現象
・胃もたれ、食欲不振、便秘などの胃腸の病気
・イライラ、不眠、鬱などの精神症状
・生理、不妊、更年期障害症状などの女性の悩み
・アレルギー疾患
・慢性の病気、冷え症

 

いかがでしたか?
今回で漢方の特徴と長所を理解していただけたと思います。

次回の記事では西洋医学の特徴を整理してシナジーについて解説したいと思います!