辛い頭痛!絶対に試すべき原因別の漢方治療とは

漢方コラム

「頻繁に起こる頭痛に悩まされている。」という方は非常に多いです。

頭痛も漢方によって治療することが出来ますが、「原因がわからないから選びづらい。」と言った経験はありませんか。

そこで今回は、試すべき漢方を原因別にご紹介します。

漢方医学では、「気」「血」「水」の種類によって頭痛の原因を分けます。

◆「気」(気力、元気)

〇「気逆」が原因
更年期の原因がはっきりしない頭痛のもの
効く漢方は黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)。

〇「気滞」が原因
のどの不快感や詰まったような症状もある。
効く漢方は香蘇散(こうそさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)。

◆「血」(血液)の「瘀血」(おけつ)が原因

血液の巡りが悪いことによって引き起こされる頭痛。
効く漢方は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。

◆「水」(体液)の「水滞」が原因

体内の水分が偏っている場合で、めまいや耳鳴りの症状もある。
効く漢方は五苓散(ごれいさん)。

同じ頭痛でも症状によって微妙に違いがあり、選ぶ漢方は数多くあります。

大きな病気が隠れていないからといって、放っておくと徐々にストレスにもなりますから、いち早く試されることをお勧めします。