健康と睡眠時間の関係とは?ちゃんと眠るためには

漢方コラム

現在人は仕事に家事にと忙しく、特に日本人は睡眠時間が不足しています。
睡眠不足は多方面の健康に影響するので、日ごろから眠りの時間と質を改善することが必要です。

休日にたっぷり寝る寝だめは睡眠不足の解消にはなりません。
睡眠は体の修復タイムなので、毎日必要な適切な時間を取らなくては意味がありません。

睡眠時間は脳が唯一休める時間ですので、ここが不足すると記憶の整理もできないため集中力や判断力、気持ちの落ち着きに悪影響が出ます。
寝ている間に認知症の原因となる有害な老廃物が取り除かれます。つまり睡眠時間が短くなるとアルツハイマー型認知症のリスクも高まります。

健康面でも体のメンテナンスを行うために分泌されるホルモンが分泌されなくなり、ダメージがどんどんと蓄積されます。
その結果、高血圧や動脈硬化などの血管や血液の症状が進んだり、免疫力が下がり病気になりやすくなりアレルギーのリスクも高まります。寝不足は肥満にもなりやすいこともわかっています。

健康と睡眠時間は大きな関係がありますので、ちゃんと眠ることを心掛けることが大切です。
そのためには時間だけではなく質も重要です。

寝る前に軽いストレッチなどで体をほぐし、その後は落ち着いた流れにしていくと眠りやすくなります。
また、強い音や光も夜は避けたほうが深く眠れます。