漢方薬とは?

漢方のこと、知って下さい

漢方医学とは、中国の伝統医学である「中医学」を基に、日本が独自に体系化した医学です。西洋医学、いわゆる一般的な病院で処方される西洋薬と違うのは、病気を直接治療するのではなく、その原因を探り、病を根本から解決するというところです。症状を無理やり抑えるのではなく、原因を取り除き体質を改善させることによって、健康な体を取り戻すことができます。

個々に合う、最適な薬

西洋医学では「病名」を重視しますが、漢方医学では「症状」や「体質」を重視します。漢方薬はその人の体質に合う漢方薬でないと、効果が表れません。同じ症状でも、体質によって服用すべきお薬は全く異なったり、逆に同じ薬を別の症状に使用したりします。1人1人に対して最適な薬を作る、それが漢方です。

漢方薬って、どんな味?

ご相談の時に1番多い質問が、漢方薬の味について。漢方=苦い・味がないというイメージを持たれている方が多いかと思いますが、実はそうではありません。

本来、漢方では「味」はとても重要視されています。なぜなら、味によって効能が違うからです。例えば「苦味」は、体の熱を冷ましてくれる効能があります。ゴーヤーが沖縄でよく食べられているのは、そういう理由からなんです。

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