慢性鼻炎(鼻水・鼻閉)~脾・肺気虚の場合~

Q:14歳の息子の相談なんですが・・・鼻水・鼻づまりで年中ズーズーと鼻をすすって息苦しそうにしています。何か良い漢方薬はありますか??
A:漢方の理論では、胃・腸の虚弱な人は体内に余分な水分が停滞しやすい「脾虚生湿」になると定義されています。(漢方で脾とは、脾臓のことではなく消化器系一般を意味します。)脾虚生湿の強い人は腎の働きは正常なのに足や顔がむくんだりします。息子さんは成長期で身長が伸びる割に体重が増えず、腸壁がアトニー状態となり脾虚生湿の状態になっているのではないかと思います。鼻孔粘膜下に水滞が生じて鼻づまり、鼻水になっているのかと考えます。この特徴は、運動をして血流が活発になると鼻孔の水滞が去って一時的に鼻閉がとれることです。

Q:そういえば部活中は楽になるみたいです。
A:成長期を終えて成人になると腸壁も充実して鼻閉も解消していきますよ。ただし、自然治癒するまで長期間手当をしないと蓄膿症や耳茸、喉に病気になってしまうので、専門医院の治療が必要です。補肺健脾益気の桂枝加芍薬湯加減方の服用をお勧めいたします。