薄毛に漢方薬が効く?
男性の悩みだと思われがちですが、実は女性でも悩む方が多い薄毛の症状、実は、漢方で治療することができるのを知っていますか?
漢方では、昔から「髪は血余(けつよ)なり」と言われており、髪の毛には血液が大きく影響していると考えられてきました。
血液の質や量が十分でないと、髪も丈夫な状態を保っていられないというわけなのです。
また、漢方の世界にはほかにも「髪は腎の華」という言葉があり、この「腎」も、髪の毛の状態を左右すると考えられています。
腎とは腎臓を意味するものではなく、成長や老化に関する機能のことです。
この機能が低下することで、抜け毛や白髪などの老化現象が引き起こされます。
薄毛対策には、体の中の血液や腎の働きを良くすることが重要なのです。
治療に用いられる漢方薬として、血液に問題がある場合は四物湯や当帰芍薬散、腎に問題がある場合には八味地黄丸や十全大補湯などがあげられます。
薄毛にお悩みの方は、漢方で体内の原因から解決することを検討されてはいかがでしょうか。