漢方はオブラートに包んでも平気?

漢方コラム

漢方薬の飲み方は原則として水か白湯で飲みます。
お茶、牛乳、ジュースなどは漢方薬の成分の吸収に影響があるため避けます。
顆粒の漢方には独特の苦みがあるため、工夫したくなる場合もあります。

ひとつの方法にオブラートに包むと苦みを感じないため、オブラートに包んで服用する方法があります。
顆粒の漢方薬は飲みにくくても白湯などでしっかり服用することが良い方法で、オブラートに包むと効き目が弱まることが考えられるのです。

特に胃に効果が期待できる漢方薬は、苦味や香りがありますが、その苦味や香りが胃の活動を高める効果を発揮し、苦味や香りを遮断するオブラートに包むと効き目が弱まることが考えられます。
健胃生薬には味や香りが刺激になり、胃液や胃腸運動をサポートして消化を助け食欲を回復する作用があるのです。
漢方薬は苦味、辛味、香りなどが味覚や嗅覚を通じて胃粘膜を刺激して唾液の分泌などを促進し、総合的に食欲増進など改善をすることが期待できます。
苦味や香りが気になる場合は、オブラートの代わりに漢方薬服用ゼリーを活用すると良いです。
ゼリーを使うことで苦味などが抑えられてむせたり、つかえたりせずに服用できます。