漢方薬の正しい飲み方〜保管編〜

漢方コラム

薬とは異なり、自然界に存在する植物などの力を借りて治癒を目指していく漢方は、一度で使い切ることができずにやむを得ず保管しなければならない事案もあります。

そこで念頭に置いておかなければならないのは温度、湿度、光で変質しやすいという事です。

特に湿度に関しては最も気にかける必要があり、湿気が多い場所で保管していると目には見えない微生物が活発になってしまうのです。

具体的には、パンがカビてしまうのと同じ様相になり、飲用することができなくなります。

そのため、なるべく湿度を低いままキープすることが大切なのですが、こうした実情を踏まえた際、多くの方がつい行ってしまう事があります。

それは、著しく乾燥状態にある冷蔵庫に入れるということなのですが、冷蔵庫はNGだと認識しておいてください。

実は、このような失敗は多いのですが、よく見受けられる理由としては理想は15度以下であると伝えられる事が多いのも関係しています。

こうした点を考慮し、用いるべきなのはチャックが付いているビニール袋と言えるでしょう。

最も漢方薬を良い状態で保てる理想的な収納方法です。