効果が出るまでの期間は?
漢方薬はお薬によって効果が出はじめる期間が異なります。一般的には漢方薬は効果がゆっくり表れて、じわじわ効果が表れるという印象をお持ちの方もいると思われます。しかし、インフルエンザのような急性の病気にも効果を発揮するものもあるのです。逆に便秘に対する漢方薬のように長い間飲み続けることで効果が出てくるものもあります。つまり、漢方薬は漢方の種類によって効果が出る期間が変わるのです。
その効果の出るまでの期間は漢方薬の形状によっても期間が変わるとされています。漢方薬の形状としてエキス剤、粉薬、錠剤や丸薬があります。お薬の名前の最後に湯の字が使われているような漢方薬は煎じて飲むと効果が早く出やすい傾向があります。長期にわたりじわじわ効果を期待するときには丸薬などが使われます。
現在、多くの漢方薬は顆粒や粉薬が主流になっています。携帯しやすかったり飲みやすさを考えると煎じて毎回飲むことは難しいことも多く重宝されています。最も大事なことは長期に使用するものほど、しっかりと継続して飲むことです。剤型が変わって1か月以上も効果が出るまでに違いがでることはないので、自分の飲みやすい剤型を選ぶのが良いでしょう。