漢方と健康の深い関係~今のままでいいの?~
現在の日本の定年年齢は65歳ですが、今後どんどん引き上げられる可能性があります。高齢化でまだまだ働かないといけない状況になってきました。ここで持ち上がってくるのが、年をとっても健康でいないといけないという問題です。
年齢を重ねれば当然病気のリスクが高まり、それだけ治療を受ける機会や、服用する薬の量が増えてきます。しかし、医薬品の中には長期間大量に使用すると体に少なからず負担をかけるものが少なくありません。健康になろうとして薬を飲むのに、これでは本末転倒というものです。ここで役立ってくるのが、漢方薬です。
漢方薬は、漢方医学の理論に基づいて複数の生薬を組み合わせた医薬品です。生薬とは、薬効のある植物や動物、鉱物などに干したり煮たりといった簡単な加工だけを施したものを指します。自然の中にあるもののみを使用するので、効き目が穏やかで、刺激が強いというようなことはありません。つまり、生薬をで構成されている漢方は体にかかる負担が少ないのです。
一度の服用で劇的な効果は望めなくとも、長く付き合わなければならず、日常の中で習慣的に取り入れることを考えれば、病院で処方される薬よりメリットが大きいと大きいと言えるでしょう。