5分でわかる!妊娠中の漢方薬との付き合い方

漢方コラム

5分でわかる!妊娠中の漢方薬との付き合い方

皆さん、こんにちは。
妊娠すると、口から摂取するものに今まで以上に敏感になりますよね。

大切な赤ちゃんのためにも、妊娠中の漢方薬との付き合い方を学んでおきましょう!

■妊婦さんの漢方薬

妊婦さんへの漢方薬は、禁忌薬、慎重薬、安胎薬の3つに分けられます。

 

・禁忌薬(きんきやく)

麻黄、甘遂、大戟、牛黄、巴豆、莪朮など

 

・慎重薬(しんちょうやく)

牛膝、呉茱萸、乾姜、紅花、枳実、厚朴、五味子など

 

・安胎薬(あんたいやく)

人参、杜仲、黄耆、香附子、白朮、艾葉、冬虫夏草など

 

禁忌薬は、妊婦さんが避けるべきものです。

エキス製剤や病院で処方される婦人科用の漢方薬には含まれておりませんが、漢方薬専門店で購入する際は注意が必要です。必ず、専門の方に相談しましょう。

 

慎重薬は、少し注意が必要なものです。よく使われる葛根湯と小青竜湯もこのタイプで、禁忌薬に入っている生薬が含まれています。

妊娠初期の方は避けた方が無難だといえます。

 

安胎薬は、流産防止を主な目的とし、ほかにも妊娠中毒予防や母乳の出をよくするなどの効果があります。

また、安産薬という安産を目的とした漢方薬もあり、高齢出産される方におすすめです。

 

いかがですか?
漢方薬には、妊婦さんにうれしい効果をもたらすものもあります。

しかし、妊娠中は注意が必要なので、まずは一度専門の方に相談されることをおすすめします。