咳でお困りの時は漢方に頼ってみるのもアリ?~咳に効く漢方について~
季節の変わり目になると、どうしても体調を崩しがちになってしまい、咳が出てくる人も増えてきますよね。
「風邪というほどひどくはないし、仕事もあるから病院にはあまり行きたくない。」
「風邪が治りかけてきたけど、咳がまだ少し続いている…」
そんな症状を経験したことがある人も多いのではないでしょうか?
実はそんなときには漢方が重宝します。
そこで今回は、咳が出てしまう時にはどのような漢方が効くのか見てみましょう。
~咳に効く漢方ってどんなのがあるの?~
咳の症状別に効果のある漢方を一部紹介していきます。
・薄い水のような痰のからむ咳をする場合:小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
・痰が切れにくく、時々強く咳き込む場合:麦門冬湯(バクモンドウトウ)
・渇いたような咳が出る場合:麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)
・強く咳き込む場合:五虎湯(ゴコトウ)
また慢性的に咳が出る(慢性気管支炎など)の方には次のような漢方が良いとされています。
・咳が続き痰も切れにくい場合:清肺湯(セイハイトウ)
・のどが渇いていて、痰が切れにくい場合:滋陰降火湯(ジインコウカトウ)
・体力が衰弱しており、咳が慢性的な場合:滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)
漢方の良いところは、直接菌を殺すのではなく、気道の状態を良くすることで、自身の免疫力で咳を直すため、体に過度な負担がかからないところです。
咳でお困りの時は漢方に頼ってみるのも良いのかもしれませんね。