漢方で健康に!意外と知らない漢方の種類についてお伝えします。

漢方コラム

さまざまな自然の素材を組み合わせて、薬として使用されてきた漢方薬。

漢方薬の種類にはどのようなものがあるのか?
また、漢方薬の種類による効能のつがいなどはあるのか?

今回は漢方薬の種類とその違いをご紹介します。

 

まず、漢方薬の種類には大きく分けて『煎じ薬』『丸薬』『散剤』『エキス製剤』『錠剤』という、5種類があります。

『煎じ薬』
煎じ薬とは、いくつかの種類の生薬を合わせて水で煎じて濾した液を服用する薬です。
たっぷりと用意した水を煎じて、半分ほどに煮詰めてから、カスを濾して食間あるいは食前30分位前に服薬するもので、吐き気の強い時や出血のある時は煎じ薬も冷やして飲みます。

『丸薬』
生薬を粉末にしたものを蜂蜜などで丸めたものです。
効き目がとても良いところが特徴で数は多く摂取しなければならないものの大きさが小さいので手軽に服用することが可能です。

『散剤』
乾燥させた生薬そのものを粉砕したもの。
こちらも、丸薬と同じく効き目がとても良いことが特徴ですが
粉末状で漢方独特の香りがするため、少々飲みにくいかもしれません。

『エキス製剤』
煎じ薬を煮詰めたエキスを凝縮したものです。
すでに煎じてあるため、煎じる手間はかからず煮詰めてあるので品質に無駄がありません。
こちらは、よく病院で処方される漢方薬に使われる種類の1つとしても知られている漢方薬です。

『錠剤』
煎じ薬を煮詰めたエキスを濃縮し、固形にしたものです。
こちらもエキス製剤と同じく、煎じる手間はかからないものでドラッグストアで販売されている漢方薬は錠剤状のものが多いです。