漢方薬の飲むタイミングはいつ?漢方薬を初めて飲む方へ。

漢方コラム

「漢方薬はいつ飲めばいいかわからない。」
漢方薬を初めて飲む方がまず悩むのは、飲むタイミングではないでしょうか?
そこで今回は、漢方薬を飲むタイミングをご紹介していきます。

 

□おすすめする漢方薬の摂取時間

漢方薬は、食前と食後2~3時間の「空腹時」に飲むことを推奨しています。
それには2つの理由があります。

 

*漢方薬が吸収されやすいから

漢方薬に含まれる、配糖体は腸内細菌によって分解され、体内吸収されます。
食事の直後に漢方薬を飲んだ場合、配糖体以外にも栄養素が体内に残ってしまうため、分解が促進されず、体内に吸収されにくい状態になってしまいます。
より効果を早めるために、空腹時に漢方薬を摂取することが推奨されています。

 

*副作用の効果が薄まる

また、漢方薬の成分によっては食事後の方が、体内への吸収が促進されやすいものもあります。
その場合、漢方薬摂取によって、食欲不振や下痢といった副作用が現れる場合があります。
血糖値が上がりやすい麻黄、下剤作用がある大黄など副作用がある成分が含まれる漢方薬は、空腹時に飲むと副作用の効果が軽減されます。

 

□まとめ

今回は、漢方薬の摂取するタイミングについてご紹介しました。
漢方薬は空腹時に摂取することおすすめしますが、体調不良を感じた直後に飲んでも問題ありません。
また、健康のためにも、漢方薬のご利用を考えてみませんか?
当店では、「症状」と「体質」に基づき、お客様一人一人に最適な漢方薬をお作りします。
ご相談がある方はぜひ、お気楽にお問い合わせください。