漢方について知ってみよう!気血水とは何のこと?

漢方コラム

漢方では「気血水」という言葉が良く使われます。
これらは何を指しているのでしょうか。

 

□「気血水」とは何を指している?

まず「気血水」とは体の構成要素のことを指しています。
「気」は人の原動力を支えているもの、「血」は組織や器官に栄養を与えるもの、「水」は食べ物の中の水分を適切な形に変え体内を潤すものと考えられています。
この3つの要素のバランスがとれていることが大切とされます。
ではこれらのバランスが取れていないとどのようなことが起こるのでしょうか。
次に症状について見ていきましょう。

 

□それぞれが乱れていたら、何が生じるの?

まず気が乱れていた場合、原動力の源泉に問題が生じることになります。
そのため、倦怠感が出たりイライラ、動揺が生じやすくなります。
次に血が乱れていた場合、何が生じるのでしょうか。
血は栄養を与えるものです。
そのため顔色が悪くなったり皮膚の調子が悪くなったりします。
さらに女性の方では生理痛や月経不順が生じることもあります。
最後に水が乱れた場合を確認しましょう。
体の潤いが無くなる、ということを指しますが、具体的にはめまいや立ち眩みが生じます。
またのどが渇いたり頻尿症状がみられる場合もあります。

 

□まとめ

「気血水」に関して紹介してきましたが、ご理解いただけたでしょうか。
漢方の奥深さを味わっていただけたら嬉しいです。