喉のイガイガを解消!原因と体質に合った漢方薬の選び方

秋風が吹き始めると、乾燥や気温の変化によって喉のイガイガに悩まされる人も少なくありません。
そんな不快な症状を緩和するのに役立つのが、漢方薬です。
古くから伝わる知恵と自然の恵みが凝縮された漢方薬は、症状や体質に合わせた選び方をすることで、より効果的に喉のイガイガを改善へと導いてくれます。
今回は、喉のイガイガに効く漢方薬の種類、選び方、そして服用方法や副作用について解説します。
喉のイガイガに効く漢方薬
風邪の初期症状に効く漢方薬
風邪のひきはじめに喉のイガイガや軽い痛みが出る場合には、葛根湯(かっこんとう)が代表的に用いられます。
葛根湯は、葛根(かっこん)、麻黄(まおう)、桂枝(けいし)など複数の生薬から構成され、発汗を促して体内にこもった熱を外に逃がす働きがあるとされています。
そのため、発熱や頭痛、鼻づまり、肩や首のこわばり、筋肉痛など、風邪の初期に多く見られる全身症状の改善に役立つ場合があります。
喉のイガイガや違和感も同時に和らぐことが期待されますが、効果の現れ方には体質や症状の進行具合によって差があります。
特に「寒気があり汗をかいていない状態」での使用が推奨されることが多いため、服用のタイミングも重要です。
喉の乾燥に効く漢方薬
乾いた空気や声の酷使によって喉がカサカサし、イガイガ感が続く場合には、麦門冬湯(ばくもんどうとう)がよく用いられます。
麦門冬湯は、麦門冬(ばくもんどう)、半夏(はんげ)、人参(にんじん)などから成り、体の潤いを補って喉や気道の乾燥を和らげる作用があるとされています。
乾燥性の咳、痰が少ないのに咳き込みが続く場合、夜間に咳が悪化して眠れない場合などに効果が期待されます。
慢性的に喉が乾燥して刺激を受けやすい人や、空気が乾燥する冬場に繰り返し不快感が出る人にも処方されることがあります。
咳や痰を伴うイガイガに効く漢方薬
痰がからんで喉に違和感がある、咳が止まらずに喉がイガイガする、といった症状には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)が適しています。
半夏厚朴湯は、半夏(はんげ)、厚朴(こうぼく)、茯苓(ぶくりょう)、生姜(しょうきょう)、紫蘇葉(しそよう)などを含み、痰の排出を促進し、気道の通りをよくする作用があるとされます。
また、精神的な緊張やストレスによって喉に「何かがつかえているような感覚」(咽喉頭異常感)を覚える場合にも用いられることが多い処方です。
痰が絡んで呼吸がしづらい、咳が長く続く、喉の違和感が慢性化しているといったケースで効果が期待されます。
ただし、胃腸が弱い人は副作用として吐き気や胃の不快感を起こすこともあるため、体質や既往症に応じて専門家の判断を仰ぐことが重要です。
喉のイガイガに効く漢方の選び方
イガイガの原因に合った漢方を選ぶ
喉のイガイガの原因は、風邪、乾燥、アレルギーなど様々です。
そのため、まずはイガイガの原因を特定し、それに合った漢方薬を選ぶことが重要です。
悪寒を伴うような風邪の初期症状であれば葛根湯、乾燥によるイガイガであれば麦門冬湯、咳や痰を伴うイガイガであれば半夏厚朴湯など、症状に合わせた漢方薬を選びましょう。
体質に合った漢方を選ぶ
漢方薬は、個人の体質に合わせた選び方が重要です。
同じ症状でも、体質によって適した漢方薬は異なります。
例えば、冷えやすい体質の人には温める作用のある漢方薬、熱がこもりやすい体質の人には体を冷やす作用のある漢方薬が適しています。
ご自身の体質を把握し、適切な漢方薬を選びましょう。
必要であれば、漢方専門薬局に相談することも有効です。
ドラッグストアで購入できる漢方薬
ドラッグストアでは、多くの種類の漢方薬が市販されています。
ただし、自分で症状を判断して適切な漢方薬を選ぶのは難しい場合があります。
パッケージに記載されている効能・効果をよく確認し、使用上の注意をよく読んでから服用しましょう。
また、不安な場合は薬剤師に相談することをお勧めします。
漢方薬に関するその他の疑問
漢方薬の服用方法と1日の服用量
漢方薬の服用方法は、製品によって異なります。
顆粒状であれば水に溶かして服用し、錠剤であればそのまま服用します。
1日の服用量は、製品のパッケージに記載されている指示に従ってください。
自己判断で服用量を増減したり、長期間服用する場合は必ず専門家に相談しましょう。
漢方薬の副作用
漢方薬にも副作用は存在します。
まれに、胃腸障害、アレルギー症状などが起こる場合があります。
服用中に体調に異変を感じた場合は、すぐに服用を中止し、専門家に相談してください。
漢方薬の購入場所
漢方薬は、病院、薬局、ドラッグストアなどで購入できます。
インターネット通販でも購入できますが、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
まとめ
喉のイガイガは、風邪や乾燥、アレルギーなど様々な原因で起こります。
漢方薬は、これらの原因に合わせた適切な選び方をすることで、効果的に症状を緩和する助けとなります。
今回は、いくつかの代表的な漢方薬を紹介し、選び方、服用方法、副作用についても解説しました。
しかし、症状が改善しない場合や、不安な場合は、必ず専門家に相談することが大切です。
自己判断で服用を続けず、専門家の意見を参考に、快適な喉の状態を保ちましょう。








