瘀血改善のための食事法と運動方法!日常でできる効果的な対策とは?

現代人の多くが悩む肩こり、頭痛、冷え、生理痛、肌荒れ。
こうした症状の背景には、「瘀血(おけつ)」と呼ばれる血流の滞りが関係していることがあります。
瘀血とは、体内で血液の流れが悪くなり、老廃物を含んだ血が滞ってしまう状態のことを指します。
放置すると、慢性的な疲労感や肌トラブル、月経不順など、さまざまな不調を引き起こす原因となるため、早めの改善が大切です。
今回は、瘀血の原因と、改善に役立つ漢方薬、そして日常生活で意識すべきポイントについて詳しく解説します。
瘀血の原因とは
血流の停滞によるもの
瘀血の主な原因は、血液の流れが滞ることにあります。
長時間のデスクワークや運動不足、冷えなどによって血液が体の隅々まで届かなくなると、酸素や栄養が十分に行き渡らず、体の一部に古い血が溜まってしまうのです。
この状態が続くと、肩こりや腰痛、肌のくすみなどの症状が現れやすくなります。
特に現代では、パソコンやスマートフォンの長時間使用により首や肩周りの筋肉が緊張し、血流が悪化する人が増えています。
「マッサージしてもすぐ戻る」「体がいつも重い」という方は、瘀血の可能性を疑ってみるとよいでしょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性の場合、ホルモンバランスの乱れも瘀血の大きな要因です。
特に、月経周期の乱れや更年期による変化で、血の巡りが滞りやすくなります。
女性ホルモンには血管を拡張し血流を促す働きがありますが、そのバランスが崩れると血液が流れにくくなり、体が冷えやすくなるのです。
月経痛が強い、経血の色が黒っぽい、レバー状の塊が混じるなどの症状は、瘀血のサインといえるでしょう。
「冷えやすく、下腹部が張る」「生理前になると気分が不安定になる」なども、血の巡りが滞っているサインかもしれません。
ストレスや冷えによる影響
精神的なストレスも血の巡りに深く関係しています。
ストレスを感じると、自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。
すると血管が収縮し、全身の血流が悪化してしまうのです。
さらに、体を冷やす生活習慣(薄着・冷たい飲み物の摂取・冷房の当たりすぎなど)も瘀血を悪化させる大きな要因です。
冷えによって血液の流れが鈍くなり、老廃物を排出できずに体内に滞ると、ますます循環が悪くなってしまいます。
瘀血を改善する代表的な漢方薬
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
瘀血改善の代表的な処方で、体内の血行を促進し、ホルモンバランスを整える作用があります。
月経痛や頭痛、肩こり、肌のくすみなど、血の巡りが悪いことで起こるさまざまな不調に効果的です。
体を温めながら、滞った血を流す「活血化瘀(かっけつかお)」の働きを持ちます。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力があまりない人や冷え性傾向のある人におすすめの漢方薬です。
血を補い、水分の巡りを整えることで、全身のバランスを改善します。
特に月経不順や冷えによるむくみ、肌トラブルなどの改善が期待できます。
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
体の内部に熱がこもり、血流の滞りが生じているタイプの瘀血に効果的です。
便秘やのぼせ、イライラを伴う場合に処方されることが多く、体内の「熱」と「滞り」を同時に解消していきます。
瘀血を改善する生活習慣
体を温める習慣を取り入れる
冷えは瘀血の最大の敵です。
温かい飲み物を意識して摂る、入浴時には湯船にしっかり浸かるなど、体を温める生活を心がけましょう。
生姜やにんにく、根菜類など、体を温める食材を積極的に取り入れることも効果的です。
軽い運動で血流を促す
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、体をほぐす運動は血液循環を改善します。
特に下半身を動かす運動は、全身の血流を活性化し、瘀血の改善につながります。
ストレスをためない
ストレスによって自律神経が乱れると、血管の収縮が起こり、瘀血が悪化します。
深呼吸やリラックスタイムを意識して取り入れ、心身のバランスを整えることも大切です。
漢方薬を使用する際の注意点
瘀血を改善する漢方薬は体質によって効果が異なるため、自己判断での使用は避けましょう。
特に、血流を促進する作用があるため、妊娠中の方や出血傾向のある方は注意が必要です。
また、「冷えが原因の瘀血」なのか、「熱がこもるタイプの瘀血」なのかによっても、選ぶべき漢方は大きく変わります。
服用前には、必ず漢方専門薬局で体質や症状に合った処方を相談することをおすすめします。
まとめ
瘀血は、体の「巡り」が滞ることで起こる不調のサインです。
放っておくと、慢性的な冷えや痛み、肌トラブル、月経異常など、さまざまな症状を引き起こします。
漢方薬による体質改善と、生活習慣の見直しを組み合わせることで、血流を整え、健康な身体へと導くことが可能です。
ときわ漢方薬局では、一人ひとりの体質や症状を丁寧に伺い、最適な漢方薬を提案いたします。
瘀血による不調にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。








