血に異常をきたしていると…
体の中を常に循環してエネルギーや栄養や津液を運んでいるのが血液(陰)です。
この真っ赤な血が健康な状態ならば体全体の調子も良いのですが、
さまざまな原因で津液の循環や血の循環に異常をきたしてしまうケースがあります。
体の不調により血液に不調が起こってしまうと、
足がつりやすくなったり下腹部が痛くなったりすることがあります。
これは血の流れがわるくなり津液の循環も悪くなってしまうため起こる症状です。
こうした症状を改善するのに効果のある成分があります。
芍薬という補陰の働きのある生薬を使うことで津液の不足を補い下腹部痛を改善していきます
また血液の循環が久しく長くなるとお血(血の滞り)の状態となります。この状態がある方は夜中にチクチクと痛んだり体が怠かったりと様々な症状となることがあります。こういった方には散血止血とされる田七人参がお勧めです。
症状だけではなく体質まで考えた上で、最適な漢方薬を処方することで、体全体の調子を良くして不快な症状を緩和していくことができるのです。