漢方薬を飲み忘れたら?

漢方コラム

漢方薬は一定期間、飲み続けることが大切です。

しかし、たまには時間がなかったり、うっかり飲み忘れてしまうこともあるでしょう。

漢方を飲むときには「食前食後に1回」「1日2回服用」「服用間隔を◯◯時間以上開けて」などさまざまな条件があります。

今回はよくある漢方の服用についての疑問に答えていきたいと思います。

まず一つ目は「食前や食間に飲まなければならない漢方薬を飲み忘れた」というケースです。

こちらにお関しましては、食後に服用していただいても何も問題はありません。

なぜ、「食前や食間に」と表記しているかというと、空腹時の方が吸収が良いのです。

ですので、食後と言っても食事を終えてから1時間以上、間隔をあけて服用していただくのがベストな方法だということができるでしょう。

そして2つ目は「一回目の服用を完全に忘れていて、すでに2回目を服用する時間がきた」というケースです。

こちらに関しては、一回目と二回目を合算して服用しようと考える方がいらっしゃいますが、絶対にそのようなことはしないようにしましょう。

薬を1回分の指定より倍の量を飲んでしまうと、副作用の危険も倍になってしまいます。

ですので、服用を忘れてしまったならば、その分は気にしなくても問題ありません。

なるべく、指定通りに薬を服用するのがベストですが、もし飲み忘れてしまった場合は上記のことに注意して服用するようにしましょう。