漢方を飲むタイミングの正しい意味〜食間〜

漢方コラム

薬を飲むタイミングは薬によって食前、食後など指示されることがあります。

食前や食後は間違えることはほとんどないですが、食間と指示された場合、食事中に飲むことだと解釈している人が多く、間違えて服用されることが良くあります。

食間といっても食事の最中に飲むわけではないのです。

食間とは食事と食事の間に飲むことを指します。

大よその目安として食事を終えてから約2時間後に服用するといいでしょう。

食間に指示される薬の多くは食事の影響を受けやすく、食物が混じると薬効が損なわれる恐れがあります。

特に漢方薬は様々な生薬が絶妙なバランスで配合されている為、食物と混ざるとバランスが崩れ薬効が発揮できなくなる場合があります。

漢方薬の多くは空腹時に服用することで、薬の効果が100%発揮されるので指示された通りに服用するように心がけましょう。

万が一服用を忘れたときは、食後に服用してもかまいません。

空腹時に飲むよりも薬効は落ちるかもしれませんが、まったく効果がない訳ではないので、飲まないよりは食後にでも飲んだ方がいいでしょう。