認知症と漢方
「何度も同じことを聞いてしまう、言ってしまう」、「直前のことが思い出せない」といった記憶障害、「今いる場所がどこかわからない」といった見当識障害、「人違いが多くなる」などの判断力の低下、これらはすべて、認知症であらわれる症状です。
その他にも、個人差はありますが、被害妄想がひどくなったり、幻覚が見えたりすることもあります。
自分や家族が年を取るにつれ、認知症という病気を意識しはじめる方も多いのではないでしょうか。
認知症は、予防でき、治療できる病気です。
認知症には、漢方薬が効果を発揮することが研究で明らかになっています。
体の中の環境を正常に保つ助けをしてくれ、その結果、認知症の諸症状が緩和されるのです。
認知症に効く漢方薬として、「当帰芍薬散」があります。これは、痩せ気味で体力のないような方に向いています。
また、加味温胆湯も、アルツハイマー型の認知症に効果的です。
自分や家族の認知症の発症を不安に思うばかりでなく、漢方薬などの情報を集めて準備をしてみてはいかがですか。