漢方のやめどきは?
漢方というのはそれぞれの体質に合わせて処方されるもので、症状に適合させて本来の自然治癒力を高めるのが基本です。
症状や体質に合わせる形で処方されるわけですが、症状が収まると飲むのをやめてしまいがちになるものです。
中には長期間にわたって利用できる種類もありますが、風邪や胃痛などの一時的な問題に対して使う場合には、もう必要ないと感じたときがやめどきです。
処方の中で使われている生薬によって、非常に複雑な作用が働くことになりますが、西洋薬とは明らかに違う特性も持っています。
漢方の効き目は穏やかなのが特徴ですから、効果を実感するまでは数ヶ月から半年ほどかかることは珍しくありません。
素早く症状を改善させたい場合には、漢方の選択肢をやめて、西洋医学の治療に切り替えることもできます。
漢方によって自然治癒力が高まり、気血水のバランスが十分に充実した場合でも、やめどきとして判断することが可能です。
本来の自然治癒力があれば、漢方に頼らなくても病気に打ち勝つことができます。
病気に対抗する力を養うために、一時期に使うようにすれば、漢方のやめどきも明確になります。