自分の肥満に合った漢方の選び方3

その他の悩み

水毒・水太りタイプは、体の中では津液が過剰な状態で、漢方治療では水滞として特徴を書くことがある症状です。
このような状態は、外見の見た目から分かることがあれば、漢方の四診によって判明することもあります。
舌診によって舌の状態が水毒・水太りタイプになっていることが判明すれば、体質に合わせた治療を行いやすくなります。
漢方薬を使う場合には、余計な水分を発散させる必要がありますが、陰陽バランスにも配慮する形で、方法を明確に分ける必要があります。

水毒・水太りタイプを改善させるためには、水代謝を良くする必要があるのは明らかです。
五苓散などの利水薬を使いながら、体の中で停滞している水分の流れを良くして、同時に潤いも補給する漢方薬が処方されることになります。
さらに、普段の生活では、六邪の中でも湿邪の影響を避けることが重要です。
部屋の中では風通しを良くして、湿気の影響を軽減させます。
薬膳では生姜などの発汗作用がある食材を使いながら、水分の代謝を高めていきます。
さらに、熱の産生能力も分析して、新陳代謝が鈍い場合には総合的な対処が必要です。