高麗人参の知られざるパワー3

漢方コラム

高麗人参にふくまれるサポニンには、冷え性改善効果があるといわれています。
サポニンは、主に植物の根に多くふくまれていますが、高麗人参のサポニンの量は、ほかと比べ物にならないほど多く、種類も豊富です。

高麗人参由来のサポニンは、ジンセノサイドと呼ばれ、血管を広げて、血液の流れを良くする作用や、コレステロール値を下げて、血液をサラサラにする作用があります。
血行が促進されれば、酸素や栄養分がからだ中に行き渡るだけでなく、基礎代謝そのものの向上につながります。

高麗人参にふくまれる鉄やナトリウム、リン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などの多くのミネラルには、栄養素の代謝を助ける働きがあります。

栄養素が代謝されると、熱が発生し、体温が上昇します。

体温が上昇することで、全身に送られる血液は、より熱をふくみます。

温かい血液が全身にくまなく行き渡ることで、末端にまで熱が運ばれていきます。
この循環による血行促進の効果は、近年多い、手足はポカポカなのに、からだの芯は冷えたままという状態の、内臓の冷えにも効果ありです。