ストレスに根本からアプローチ
ストレスで自律神経が乱れやすい方や、以前より疲れがとれにくい方、思う様に体が動かない方は、体の根本の機能が乱れている可能性があります。ストレスは万病のもとと言われているほど、様々な病気の原因になります。
ストレスを緩和する方法には西洋医学では精神安定剤を使ったり、ビタミン剤などを処方されることがありますが、これは一時しのぎにしかなりません。根本から体を立て直すには、ストレスの原因となっている体の不調にアプローチすることが大切です。
それに役立つのが漢方薬です。例えば自律神経失調症や不眠症などのストレスが原因で起こる症状に対しては、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、三黄寫心湯(さんきしゃしんとう)、女神散(にょしんさん)などが使われます。
軽度のうつ症状には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、加味逍遙散(かみしょうようさん)などが使われることが多いです。加味逍遙散は、疲労や体力の低下にも効果が期待できます。
漢方は不調の根本にアプローチするので、一つの症状だけではなく複数の症状を同時に解消することも可能です。普通の薬では出ている症状を抑える一時的な効果しかありませんが、漢方薬なら根本から問題を解決することができます。