神奈川県の漢方薬局が簡単解説!「舌診(ぜっしん)」とは?
漢方の診察方法の一つである「舌診(ぜっしん)」をご存知ですか?
舌の見るポイントを押さえれば、自分でもチェックすることができます。
そこで今回は、舌診を行うポイントについてお話しいたします。
・舌の色
全体的に白っぽい方は、体力があまりなくて疲れやすい状態になっています。
また、血が足りていない、胃腸が冷えているなどの問題もあります。
青紫っぽい色をされている方は、血流が悪くなっている可能性があります。
また、青みが強い場合はその血流の悪さは冷えからくるものです。
・舌の形
形が大きく腫れぼったい方は、疲れやすくて体力があまりないことに加え、冷えなどの症状があります。
また、舌の淵に歯形がついている場合は水分代謝が悪く、むくんでいます。
舌が小さくて薄い方は、血と水分が不足している状態です。舌先から中心部に向かって筋が入っている方は、体力がなくて、血と水分が不足しています。
・舌苔の色
白い舌苔は、冷えを意味しています。黄色い舌苔は、発熱、食べすぎなどを意味しています。
黒い舌苔は、これから体調不良になる可能性が高いことを意味し、他にも抗生剤の長期使用の影響などでもこのような舌苔が見られることがあります。
また、表面がところどころ剝げている方は、胃腸機能と免疫力が弱まっている状態にあります。
いかがですか?
今回ご紹介したことを参考に、舌の状態から自分の体調を知りましょう!