あなたは知ってた?ADHDの治療に漢方薬が使える!
ADHDの症状に漢方薬が効くことをご存知ですか?
今回は、ADHDの治療に用いられる漢方薬をご紹介させていただきたいと思います。
■ADHDって?
不注意、多動性、衝動性などの症状によって、学校などの集団生活への適応が困難な障害です。
現在では、脳内のドーパミン不足がこの障害の原因とされています。
約90人に1人の割合で発症する、決して珍しくない障害です。
■効果のある漢方薬
この障害の治療に使われる漢方薬は以下の通りです。
・葛根湯(かっこんとう)
比較的体力があって、頭痛持ちの方
・柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
微熱、血色が悪い、疲れとだるさを感じる、食欲不振などの症状がある方
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
胃腸が弱い、悪心、嘔吐、喉のつまりを感じている方
・黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
集中力を高めるのに用います。
・真武湯(しんぶとう)
体力がなく、だるさと冷えのある方
・黄蓍建中湯(おうぎけんちゅうとう)
寝汗、腹痛、皮膚乾燥などの症状があり、なおかつ体力がない方
・小建中湯(しょうけんちゅうとう)
根気がない、おとなしい、姿勢が悪い方
いかがでしたか?
このようにADHDに使われる漢方薬は非常にたくさんあります。
その方の症状や体質に合った漢方薬を服用するためにも、まずは一度専門家に見ていただくことをお勧めします。