日本の高度医療は漢方と西洋医学のメリットのシナジーによる賜物!後編

漢方コラム

前回の記事では、漢方の特徴と長所について解説しました。

今回の記事では西洋医学の特徴について説明して、漢方とのシナジーを知って頂けたらと思います。

 

○西洋医学の特徴

1.実証的かつ科学的である
客観的に分析されたものであるということです。

2.器官・臓器を中心に物質面を重視する
病気に対してピンポイントなアプローチをします。

3.客観的・分析的で、その結果病名を決定する
規格化された治療法を用います。

4.一般に、精製されたほぼ純粋な薬物を用いた使用薬を使う
一つの病気に対して、同系統の位置や薬の投与がなされます。

 

西洋薬はたいてい一つの有効成分で作られていて、血圧を下げたり、細菌を殺したり、熱や痛みをなくしたりなど、一つの症状や病気に対して強い効果があります。

また、検査を重視するので、検査結果や数値にしっかり表されるような病気を得意としています。

 

しかし近年は、数値として表しにくい精神的な疾患や、糖尿病などの他の病気を引き起こしてしまう病気などが多く、西洋医学のみでの対処が難しくなっています。

そこで精神的なものや、原因の分からない症状に強い漢方が効果を発揮するというわけです。

 

実際に両者を併用することで効果があったケースが数多く報告されていますし、今では漢方を使用している医師は8割にも上っているのです!

 

いかがでしたか?
漢方と西洋医学は対立概念ではなく、互いに補い合ってシナジーを起こすものなのです!