みんなの知りたい漢方の特徴 ~バリエーションが豊富~

漢方コラム

「先人の経験の賜物」、「体全体のバランスを重視する」、「単なる不調も治せる」、「一剤で複数の効果を期待できる」など漢方には多くの特徴がありますが、一言で表すならば「バリエーションが豊富」というのが妥当でしょう。

今回は漢方の多様さ・多彩さを紹介していきたいと思います!

1.漢方薬はさまざまな生薬を複合的に組み合わせた薬
2.一剤でいろいろな症状を解消したり、和らげたりすることができる
3.病状やその個人の特徴・体質に合わせて、様々な漢方薬が用いられる
4.飲んですぐ効くタイプの漢方薬と、飲み続けることで効いていくタイプの漢方薬がある
5.同じ病気でも、発症してからの経過日数、病状によって用いられる漢方薬が異なる

即効性の例としては、「こむら返り」と呼ばれる足がつった状態で、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」という漢方薬を摂取するとすぐに引きます。

他にも胃痛や胃もたれ、腹部膨満感など、胃腸に問題がある時は「六君子湯(りっくんしとう)」、「大建中湯(だいけんちゅうとう)」、「安中散(あんちゅうさん)」などを用いると、症状が緩和されます。

 

いかがでしたか?
漢方はバリエーションが豊富なので本当にいろんな症状に対応することができます。症状に合わせて使い分けて健康な生活を送りましょう!