漢方の特徴! 漢方は日本医学だと知っていましたか?
「漢方って字の通り中国医学でしょ?」、「朝鮮人参とかよく聞くから朝鮮半島の医学でしょ」と考えている人は案外多いですが、漢方は実は日本医学なのです!
漢方の由来を知って、もっと漢方を身近に感じてください!
○漢方の歴史
日本に中国から医学が伝わったのは奈良時代と言われています。鑑真が多くの漢方処方薬や生薬、それにまつわる知識や、医学の本を持ち込みました。その後、室町時代までは伝来した中国の医学にそって医療が行われていました。
しかし、日本国内の風土や気候、日本人の体質やライフスタイルに中国の医学が完全にはマッチしないので、日本で独自の発展を遂げ、日本医学として確立していったのです。
江戸時代には漢方で有名な気血水という考え方が生まれました。
しかし、明治時代は富国強兵策がとられ、怪我の治療ができない漢方は西洋医学に排斥されていきました。
しかし、戦後再び漢方の有効性が認められ始め、今では現代医療として用いられているのです。
漢方という呼び方も、江戸時代に入ってきたオランダ医学=蘭方に対してつけられた日本独自の呼び方なのです。
また、漢方の診察では舌や脈、お腹を診るのですが、この「腹診」は日本で考えだされた独自の診療法なのです。
いかがでしたか?
漢方がこれほど日本独自の医学であったことに驚かれたのではないでしょうか?
日本の先人たちの知恵の結晶の効用をぜひ試してみてください!