漢方医学から見た、冷え性の改善方法とは?「原因編」
体の一部分が冷えてしまう「冷え性」。食べ物を工夫したり、入浴に気を遣ったりしてもなかなか治らない方は多いです。
昔から冷え性に効くと言われている漢方ですが、「本当に改善されるの?」と疑問に思いますよね。
実は、漢方医学の視点から、冷え性の原因を説明できるのです。
今回は、冷え性に関する漢方医学の考え方をご紹介しましょう。
漢方医学では、冷え症の原因は次の3つに分けられます。
この3つのバランスは、冷え性以外の諸症状を引き起こす原因にもなりますので、知っておくと便利です。
◆気
「気」とは体全体の代謝で使われるエネルギーのことです。
この「気」が不足すると熱が生まれず、低体温の症状が出るとされています。
他にも風邪がひきやすくなる特徴があります。
◆血
「血」とは血液の巡りを指します。
この「血」が正常でなければ、熱も運ばれにくくなると同時に肩こりや肌荒れも伴うようです。
◆水
「水」とは血液以外の体液を指します。
「水」の量が溜まりすぎると、冷えが起き、むくみや頭痛の原因にもなります。
この3つのうちどれが崩れてしまっても、冷え性になりやすい体になります。
冷え性でお悩みの方は、ご自身がどれに当てはまっているのかを知り、適切な漢方をお選びくださいね。