漢方を上手に活用しましょう!飲むべきタイミングとその理由

漢方コラム

漢方薬をこれから飲む方にとって、よくある疑問が「飲むタイミング」です。

「普通の薬とは違うのかな。」と思われた方は多いはずです。

効果を最大限に引き出すためにも飲むタイミングには気をつけたいですよね。
漢方薬は一般的に食事の30分前、または食間(食後2時間後)の空腹時に飲むと良いとされています。

理由は大きく分けて2つあります。

◆漢方薬は腸内細菌によって吸収されるから

漢方薬のある成分が、腸内細菌のえさとなり、分解され、体に吸収されやすくなります。

よって食後に飲むと、腸内細菌は消化される食べ物の栄養で満腹になってしまい、漢方薬が分解されにくくなってしまうのです。

◆漢方薬の種類によっては吸収が良くなりすぎるから

上では、食後は吸収が悪くなると述べましたが、逆に漢方薬の種類によっては良くなりすぎることがあるようです。

そうすると今度は副作用が出やすくなってしまいます。

そこで、空腹時に飲むことにより、副作用の症状を緩和します。

今回は、漢方の飲むべきタイミングについてご紹介しました。

胃腸が弱い場合は、食後の服用が好ましいこともあります。

個人の体調によって異なるので、飲むタイミングで迷われましたら、専門家に相談しましょう。