更年期障害に効く漢方があるのは知ってますか?~更年期障害に効く漢方編~

漢方コラム

気づかないうちに始まってしまっている更年期障害。

「更年期障害はもう受け入れるしかない」とお考えの方も多いですが、実は漢方で改善することが可能であることを知っていますか?
そこで今回は更年期障害に効く漢方についてお話いたします。

◯更年期障害における漢方医学について
漢方医学では、「気」「血」「水」の3つの要素のうち何かが欠けたり増えすぎたりして、バランスが崩れてしまうと病気にかかるという考え方があります。
更年期障害では「気」「血」が乱れることによって起きてしまっている病気だと考えられています。

例えば、肩こりや頭痛は血の流れが滞ることによって起きるため「血」が欠乏している、めまいや気力、集中力の低下、睡眠障害も血の流れが悪いためにおこる、動機やほてりは気の流れが異常になるといった風に解釈されます。

◯具体的にどんな漢方が効くの?
更年期障害に効く漢方を紹介していきます。

加味逍遥散(カミショウヨウサン):のぼせ、肩こり、精神不安、いらいらに効果あり

温経湯(ウンケイトウ):手足のほてり、不眠などに効果あり

五積散(ゴシャクサン):冷え性、頭痛などに効果あり

更年期障害は、程度が様々ですが避けられない病気の一つです。自分の症状にあった漢方を選ぶことで症状の改善を図りましょう。