更年期障害に効く漢方があるのは知ってますか?~更年期障害のメカニズム編~

漢方コラム

気づかないうちにかかってしまっている更年期障害。更年期障害はもう受け入れるしかないとお考えの方も多いですが、実は漢方で改善することが可能であることを知っていますか?
そこで今回は、更年期障害のメカニズムについてお話いたします。

◯更年期障害ってどうして起きるの?
女性ホルモンは排卵を促したり、子宮や乳房を発達させるためだけにあるわけではなく、自律神経のバランスを整えたり、コレステロールを抑えたり、骨を丈夫にしたりする機能があります。
更年期になり女性ホルモンの分泌が減ってしまうと月経が止まり、自律神経に異常が起き、心や体の様々な部分に問題が発生します。

◯どんな症状が多いの?
症状の出方は個人差が大きいです。日常生活が行えないほど重い症状の方もいれば、自覚症状が無いほど軽い方もいます。
主な症状としては血管運動神経症状(動悸、息切れ、発汗、手足の冷え等)や、肩こり、腰痛、また精神的な神経症状(イライラ、抑鬱、不眠、意欲や集中力の低下等)などが挙げられます。

◯改善方法は?
ホルモン補充療法や、抗うつ剤などを用いて症状を改善していきます。
またこれ以外にも、生薬の効果を利用した漢方治療というのもあります。

更年期障害は程度はあれど避けられない病気の一つです。詳しく知ることで早期改善に役立ててください。