喉に違和感があるけど原因が分からない?そんな時は漢方医学にお任せ!

漢方コラム

咽喉頭異常感症という症状をご存知でしょうかか?

「喉に何かがつかえている」
「喉がくすぐったい」
「締め付けられているように感じる」

このように、喉に異常を感じるような症状を咽喉頭異常感症といいます。
名前自体は聞いたことが無くても実際になったことがある方は多いかもしれませんね。

◯咽喉頭異常感症は治療が難しい?
この症状は内視鏡検査やX線検査、CT検査をしてもはっきりと原因が見つかることは少ないためその治療は難しいのです。

一般的に、喉に過敏症が起きている場合や、自律神経失調症や鉄欠乏症貧血、更年期障害、糖尿病など体全体に原因がある場合や、神経症やうつ病など精神的な原因であることが多く、原因を見つけるのはなかなか難しいのです。

◯咽喉頭異常感症の対処法は?
しかし、このような場合にも体のバランスを整える働きを持つ漢方は役に立ちます。
漢方医学では「気」「血」「水」の3つの要素のバランスの乱れを直すことで、体の健康の整えるという考え方です。
このような咽喉頭異常感症の場合、「気」が乱れていると判断します。

昔から咽喉頭異常感症は症状としては確認されており、気が上逆することで気管をふさいでいるといわれていました。
これも漢方によって「気」を整えることで直されてきました。

一般的に半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)、茯苓飲合半夏厚朴湯(ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ)によって不安を和らげることで改善することができます。

このように漢方を用いることで気持ちを整えることで改善する病気です。
もし喉に違和感があるのであれば漢方も使ってみてはいかがでしょうか?