リラックス効果を持つ漢方 半夏厚朴湯っていったいどんな漢方なの?

漢方コラム

「喉につっかえる感じがする。」
「喉が締め付けられるような感じがする」
「なんとなく気が重い」

そんな時によく使われる半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)。
一般的にリラックス効果があるとされていますが、中身について知らないとなんだか怖いですよね。半夏厚朴湯とはどのような漢方なのでしょうか?

そこで今回は、半夏厚朴湯についてどんな漢方なのかお話しします。

◯半夏厚朴湯とは
神経を鎮めることで、心身の疲れをいやし、リラックス効果をもたらす効果のある漢方です。咽喉頭異常感症以外にも、不安感や緊張感、不眠や鬱病などにも効果があります。

◯この漢方って何が使われているの?
漢方は自然の草木から採取した生薬の組み合わせで出来ています。
半夏厚朴湯は「半夏(ハンゲ)」「厚朴(コウボク)」を主成分とし、その他にも「茯苓(ブクリョウ)」「蘇葉(ソヨウ)」「生姜(ショウキョウ)」を組み合わせることで作られている漢方です。

半夏(ハンゲ)と厚朴(コウボク)は吐き気や、のどの違和感を抑え、気分を落ち着ける働きをします。
茯苓(ブクリョウ)には水分循環を良くし、蘇葉(ソヨウ)は抗うつ作用があり、生姜(ショウキョウ)は体を温める効果があります。
これらの効果でリラックス効果を作り出しているのです。

このように、漢方のリラックス効果は生薬によるものであるので安心して服用してよいでしょう。

喉に違和感を感じたり、気分がすぐれない時には服用してみてもいいかもしれません。