心身の健康を保つ第一歩、発達に伴う疾患を理解しましょう

漢方コラム

成長していくと、誰しも自分の個性が出てくると思います。
しかし、中には周りと自分の間に大きな違いを感じ、生きづらいと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
それは、本当は発達障害といわれるものかもしれません。

ここでは、発達に伴う疾患についてご説明させていただきます。

 

○発達障害とは
発達障害とは、脳機能の発達に偏りがあり、そこから生まれる周囲とのミスマッチから、社会生活に問題が生じる障害のことです。
得意、不得意分野の差が大きい、ほかの人と考え方が大きく変わっている、などの特徴があり、そのため場合によっては注意散漫、集中力がないといったとらえられ方をしてしまいます。

発達障害はその特徴から理解されにくく、「本人の努力不足」「親の躾の問題」など、誤った認識をされやすいという問題があります。大切なのは、本人と周囲の発達障害への理解です。

大きく分けて「広汎性発達障害（PDD）」「注意欠陥・多動性障害（ADHD）」「学習障害（LD）」の３つがあります。

 

人によって、得意、不得意分野に偏りがあるのは当然のことです。
大事なのは、その差が大きい人がいるという理解と、発達障害に対する正しい知識です。

健康な心身の発達のためには、本人だけでなく周りの理解も必要です。
この記事をきっかけに、発達障害に関心を持っていただければ幸いです。