健康に過ごすための漢方、その中国からのルーツに迫ります!
近年、ドラッグストアなどでもよく販売されていることから見かけることも多くなった漢方薬。
漢方薬は、その名から中国の薬というイメージを持たれている方も多いかもしれませんが漢方薬は、起源は中国ではあるものの日本で育った伝統医学です。
つまり、漢方薬は中国で生まれたものでそれが日本に伝来し、独自の進化を遂げた訳です。
中国での漢方薬の起源は紀元前200年~紀元後200年頃(諸説あります)
その頃日本は弥生時代でした。
ちょうどその頃、日本では稲作ができるようになった時代で、中国ではすでに感染症や慢性病の研究が始まっていました。
そうした発展の差がある中で、中国から漢方薬の基礎となった中国伝統医学が輸入されてきたのは
日本が奈良時代の出来事でした。
そうして日本に伝わってきた中国伝統医学は、西洋医学が輸入されてきた明治時代に大きな変化を遂げます。
それまでは、医学は=中国の伝統医学をもとにしたものという認識しかなった日本の医学に西洋医学との区分けができたのです。
そうして、天然の素材を配合して作られた中国由来伝統医学をもとにしている薬を漢方薬、主に、科学的な薬を配合して作られている薬を東洋医学と現代では呼ぶようになりました。