漢方と生薬、似ているようで同じではない、両者の違いって?
漢方薬と生薬、どちらも体に良いイメージがありますが、両者の違いがあまりよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか。
生薬とは、天然由来の医薬品すべてを指し、漢方薬とはその複数の生薬を漢方医学に基づいて組み合わせたものを指します。
つまり、厳密には漢方薬=生薬というわけではありません。
ということで今回は、漢方と生薬の違いについてご紹介したいと思います。
□生薬とは
生薬(しょうやく・きぐすり)とは、薬用成分を持つ天然の産物を医薬目的に利用した薬のことです。
植物や鉱物、動物や昆虫など様々なものを指します。
□漢方薬とは
漢方薬とは漢方医学に基づいて、生薬を複数組み合わせて作られた薬のことです。
漢方医学とは、中国の伝統医学である「中医学」を基に、日本が独自に体系化した医学です。
一般的な病院で処方される西洋薬とは異なり、病気を直接治療するのではなく、その原因を取り除き体質を改善させることで病を治します。
□さいごに
いかがでしたか。
今回は漢方と生薬の違いについてご紹介しました。
生薬を漢方医学に基づき組み合わせたものが漢方薬だということがお分かりいただけたでしょうか。
当院では、患者様の症状や体質に合った漢方薬を処方いたします。
ご相談の時間を設け、一人一人に最も適した漢方薬を処方いたします。
まずはお気軽にご相談くださいませ。