漢方が持つ機能、不眠を改善する仕組みって?

漢方コラム

「最近なかなか眠ることができない…」
そうお悩みの方はいらっしゃいませんか。
睡眠薬を飲むのは少し抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。
そんなあなたに今回は漢方薬をご紹介させていただきます。

□睡眠薬と漢方薬の違い
*睡眠薬
服用することで不眠症状を改善させ、即効性があります。

*漢方薬
不眠のみを改善するのではなく、それに伴う身体全体の不調を改善します。
よって効果が表れるのには時間がかかりがちですが、その分副作用も軽くなります。

□不眠改善に効く漢方
*加味逍遙散(かみしょうようさん)
途中で目が覚めてしまう、朝の早すぎる時間に起床してしまう、眠りが浅いといったときに処方されることが多いです。
特に更年期の女性の不眠には効果的です。

*半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
うつの症状がはっきりと出ていて不眠の症状があるときに処方されます。
身体を温める効果を持つ生姜が含まれています。

*三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
もともと体力がある方で不眠の方によく利用されます。
身体の熱をとる効果があります。

□おわりに
症状が長期にわたる場合日常生活にも支障を及ぼしてしまいます。
睡眠薬を使用するのは抵抗があるけれど早く改善したいという方は漢方薬の利用を考えてみてはいかがでしょうか。