漢方薬局が解説、腰痛による足のしびれを軽減する方法
西洋医学では治せなかったしびれの症状を改善できる可能性があるのが漢方です。
東洋医学では腰痛による足のしびれが引き起こすのは淤血と呼ばれる病態が原因となっていて、淤血とは血行障害のことを指しています。
通常や腰椎などの歪みからきているといわれることが多いのですが、同じように腰椎が歪んでいても症状が出る人と出ない人がいるのはこのためです。
血行障害が起こっていなければしびれも起きないのです。
腰痛も血行障害から引き起こされている可能性があります。
淤血が発生して血行不良が起きてしまうと、新鮮な酸素や栄養が不足してしまって神経や周辺組織にダメージを与えます。
このままでは細胞を維持できないという状態を作ることで、痛みやしびれというシグナルが送られてくるという仕組みです。
東洋医学では淤血を改善するものが多数ありますので、治療をする場合はそれらを活用していくことになります。
具体的にどのような漢方薬が用いられるのかというと、疎経活血湯のように冷えている部分を温めたり湿っている部分の水分を取り除いてくれるものが有効です。
漢方では体を層として考えていて、気・血・水が経絡を通って体中を巡ることでバランスを保ちます。
冷えるとそのバランスが崩れて気や血の流れが悪くなって滞った部分に痛みを感じるようになりますので、淤血を改善するための成分は必須です。