漢方コラム、肩こりの治療としてはどのようなものがされている?

漢方コラム

肩こりというと、一般的には整体に通って電気を当てたりマッサージをするといった方法で治療が行われることが多いです。

しかし東洋医学では内側からも取り組んでいくという事で漢方を使った方法もおすすめです。

実際に漢方を飲んだ事で内側から体質改善が出来て症状が改善出来たという方も多いですし、漢方薬局で相談してみるのも良いでしょう。

代表的なものは色々ありますが、どういった肩こりかによって使う物が変わってきます。

急性で首の後ろから後背部の場合には葛根湯や疎経活血湯、麻黄附子細辛湯です。

水分代謝が滞っている場合にはおもだるいといった症状が出ますが、この場合には疎経活血湯に藿香正気散や苓姜朮甘湯、加味平胃散などが使われます。

ストレス性の肩こりの場合には、柴胡疎肝湯や疎経活血湯が使われ、血行不良の場合には冠元顆粒、血府逐瘀丸、疎経活血湯などが処方されます。

肩こりと一言にいっても、様々な症状が有りますし原因が異なります。

内側から働きかけるためには原因に合わせて漢方を使っていく事が大事です。

また漢方は効果が表れるまでにある程度の期間が必要です。

西洋的な薬と比較すると、即効性は有りませんので飲み続けていくという事も大事なポイントです。

すぐに効果が無いからと言って治療をやめてしまいますと、効果が出る前ということもありますので、飲み続けてみましょう。